Long Tail Ribbon Back Accessory / NC08

舞踏会が終わり、誰もいなくなった広間に最後まで残っていたのは、ドレスの背で静かに揺れる一本のリボンだった。
この装飾は“結ぶため”のものではなく、記憶を留めるために背中に置かれる象徴として生まれている。

ブラックは、夜の誓いを写し取った色。
光を拒むように沈んだサテンの艶と、垂れ落ちる長いテールは、言葉にされなかった感情や、封じられた欲望をそのまま形にしたかのようで、ドレスの背に添えた瞬間、着る者の存在を静かに孤高へと引き上げる。
それは支配でも装飾でもなく、「私はここに在る」という無言の宣言。

シルバーは、月明かりの名残を宿した色。
闇の中でわずかに浮かび上がる淡い輝きは、哀しみや祈り、そして救済を思わせ、黒のドレスに添えることで冷たい余韻を残しながらも、どこか儚い優しさを与える。
それは拒絶ではなく、選び取った孤独の証。

どちらの色も、腰や背に垂らすことでドレスの動きに合わせて揺れ、装いを完成させる“最後の一筆”となる。
歩くたびに語られるのは、甘さではなく、退廃と美意識が交差する物語。
このリボンは、あなたの背中に物語を結び、ほどけない余韻だけを残す装飾品です。

INFORMATION

主要素材： ポリエステル100% 

伸縮性： 標準

肌触り： ベーシック

生地の厚さ： 普通

SIZE CHART (TOPS)

※実測値のため、個体差が生じる場合があります。